〜クンってやさしいよね(笑)
- 作者: 大平健
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/09/20
- メディア: 新書
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「やさしさ」は一つに統一されたものでないとして、以前の人たちの「やさしさ」と現代の人たちの"やさしさ"の違いを具体例を交えて説明した本です。
以前の「やさしさ」は「人の心に踏み込んで、同調する」ものだったのに対し、現代の"やさしさ"は「他人の心に必要以上に立ち入らず空疎なコトバを交わすこと」らしいです。
この本を読んで、普段感じている"やさしさ"の違和感の正体が分かった気がする。
この本では、過去と現代の二つの「やさしさ」のどちらが正しいかは明言してないんですが、
「やさしさ」の正体がはっきりするだけで、だいぶ思考がクリアになりました。
あと、読み終わってから気づいたんですが1995年に初版が出てたんですね。
あまりにも現在と合致した内容だったから、最近発売されたかと思ってた。