粉雪

テストが終わるどころか、春休みも半ばを過ぎた頃にコッソリ更新するオレガイル。


上で述べたように春休み真っ最中なわけですが、大学の長期休業は恐ろしいですね。2ヶ月近い休みで、僕の脳みそは皺が無くなってツルンツルンになること必至。
このままではイカンと思い、久しく読んでいなかった小説に手を出してみました。いやあ、久しぶりに本を読むと体が拒否反応を起こすので、頭を「字を追うモード」に準備させるまで大変時間がかかりました。
今は推理小説を読んでいるのですが、ふと昔に読んで強く印象に残った作品を思い出しました。

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

この小説の作者である我孫子さんはSFCやPS2で発売されたゲーム「かまいたちの夜」シリーズの原作者でもあります。
僕の感想としては「かまいたち1」は純粋な推理サスペンス物として楽しめましたが「かまいたち2」は前作に比べて推理色が薄れてしまい、サブシナリオ(むしろこちらがメイン)では、人間に虫が寄生するわ窓ガラスに挟まれて胴体切断するわ、気が狂って主人公が他のキャラ全員虐殺するわで、伝奇の要素を持ったスプラッタ物と化していました(((( ;゚Д゚))))


中学の頃、「かまいたちの夜」にハマっていた僕は、その流れで我孫子先生の著書で最も素晴らしい出来と呼び声高いこの本に手を出しました。
あらすじとしては、街で起こる若い女性の殺人事件を軸にして、主人公やその家族、事件を追う刑事などの視点から話が進んでいきます。
この本を最後まで読み終えるまでは、「まあまあ面白いかな」と思いながら(失礼)読み進めていたのですが、この本の最後のページを読んで衝撃が走りました。いや、衝撃が走ったというよりは「ポカーンとして事態が掴めなかった」と言った方が正しいか。ドンデン返しというか何というか・・・。
この本は、再度読み返すことによって価値が発揮されます。
途中、中だるみしないこともないですが、その「ドンデン返し」を期待して読めば、少なくとも僕は全て楽しみながら読むことが出来ました。
自分としては、これほど頭に強く焼きついた作品は他にありません。
機会があれば、一度「最後まで読む」ことをお勧めします。


ただ、一つ注意してもらいたい点が。
自分でも読んでいて思ったんですが、この作品は「グロい」です。
被害者を殺害する方法がいやに生々しく描写されているので、残虐シーン、グロテスクな表現が苦手な人は気をつけてください。っていうか読まないほうが身のためです。(自分も読み始めた当初はちょっと気分悪くなりました)
まあ、グロ表現オッケーな人は特に苦も無く読めると思います。

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関係ないですが、このAAのコンボに死ぬほどワラタ。